会社の庭に農園?!自給自足の園芸部
こんにちは。インターンの海野です。
今回は、会社の庭に農園を作り、ビニールハウスを建て、一から自分たちの手で季節の野菜や植物を育てている園芸部を紹介したいと思います。
そこで、園芸部の部長であり、毎回大好評であるJUN’BARのオーナー、近藤潤さん、部員の加地未奈美さん、泉田隆介さんに園芸の魅力をお聞きしました。
―元々農業の知識はあったのですか?
近藤:皆農業の知識は0です。皆でネットで調べて情報交換したり、半年に1回農業指導してもらったりしています。生き物なので、植えたらちゃんと育ててあげようという思いで試行錯誤しながらやっています。
―知識0からのスタートでは失敗したこともあったのでは?
加地:たくさんあります。ひょうたんを育てたときに、なかなか芽がでないな~と思ったら、土じゃなくて肥料に植えてたっていう失敗もありました。土と肥料は混ぜなきゃいけないのにオール肥料で(笑)
栄養過多で育たなかったんでしょうね。
泉田:ラディッシュを育てた時にナメクジに全部食べられたこともありました。
ナメクジに効く溶剤ってなかなか無くて。夜のうちに来て夜のうちに食べられるんで困りましたね。
近藤:逆に生えすぎて困るってこともあるんですよ。特にレモンバームはすごくて。
今でも花壇の半分くらいを占領してます。ミントもたくさん生えるって聞いて育ててるんですけど、レモンバームに負けてますね。完全に弱肉強食ガーデンになってます(笑)
▲大量発生したレモンバームで作ったハーブウォーター
―SJ園芸部を支える横田ファームとはどのような経緯で?
近藤:園芸部立ち上げの時に、SJのデザイナーが個人的に横田さんと知り合いだったので、そのつてで監修に来てくれることになったんです。
それ以来、畑のことで疑問があったら相談に乗ってもらったり、とてもお世話になっていますね。 会社の庭にあるビニールハウスも、冬に野菜を育てるには必要だと横田さんに助言をいただいて建てました。
―横田ファームの農業体験にも頻繁に参加されているそうですね。
近藤:夏前くらいに参加したときは、採れた野菜でピザを作りました。
他にもパクチーを採ったり、じゃがいもを掘ったり、イチゴ狩りをしてひたすら食べたり…(笑)
他の会社に声をかけて一緒に農業体験をすることもあります。前回は、LIGさんと合同でしました。
毎年1,2回くらいは恒例イベントとして行けたらいいなと思っています。
▲農業体験
―近藤さんご自身もJUN’SBARで育てた野菜を使うこともあるのですか。
近藤:JUN’SBARで使うのはすごくまれですね。
僕のイベントは人数が多いので、園芸部で採れる野菜だとどうしても足りないので。
その代わり、園芸部ランチではよく使いますよ。採れた野菜は皆で持って帰るのが基本なんですけど、
せっかくだからその場で食べようってなった日に、皆で調理して食べるっていう会をしています。
芽キャベツでパスタを作ったり、ローズマリーでチキンを焼いたりしましたね。とてもおいしかったです。
▲鶏肉のローズマリー焼き
▲トマトパスタ
―園芸部がもたらす会社への影響も大きいのでは?
近藤:以前は、結構広報活動とかもしていて、TVに取材されることもありました。
今はそういう感じではなく、粛々とやっています(笑)2015年の目標は原点回帰なので。
会社の庭でちゃんと育てて、収穫する。
あまり色々なものに手を出すと大変なので、手を広げすぎずにいきたいです。
皆が楽しいと思うことが大事なのかなと思うので。
―今後作ってみたいものはありますか?
近藤:毎年、春と秋の植え替え時期に皆に作りたい野菜や花を募集しています。
皆知識があるわけではないので、何が育てられるか調べて、横田さんと相談して決めています。
個人的には、ハーブをもっと増やしたいなと思っていますね。調味料として使えるので。
加地:去年は野菜だけじゃなく花も育ててみたんですけど、紫陽花が次は成功するといいなあ。去年は苗から買ったのに花が咲かなかったので…。
あとは、花壇に花を色別に植えてお花アートみたいなのやりたいです。
泉田:自分がこれやりたいっていうのができるのがいいですね。珍しい花とか育てたいです。
近藤:台湾バジルとか、その辺に流通していないものとかね。
作業自体は地味なんですけど、意外と面倒見始めると楽しいんですよね。
ナスがいっぱいできた時は嬉しかったですね。切っても切っても次の週またできてるみたいな(笑)
ミニトマトも毎週袋いっぱい分できたりして。収穫がすごく楽しかったですね。
▲SJ農園で収穫された野菜
―では最後にお決まりのアイウエオ作文お願いします。
今回は“えん げ い ぶ”の四文字で!
お話しを聞いて、部員の皆さんが野菜や植物に愛情を注いで大切に育てていることが伝わりました。
以前、園芸部の皆さんが育てた野菜をいただいたのですが、とても立派でおいしかったです。
自給自足は難しく失敗も多いようですが、それ以上に育ったときの喜びや達成感を得ることができるのだろうと思いました!
興味のある人もない人も、一度農業を体験してみてはいかがでしょうか。
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